廃墟が語りかける時 軍艦島―残された航跡

 

RIMG0228

 

菊池 豊(著)

62ページ 片面のみの印刷 25.7 x 17.7 x 1 cm

創栄出版 (1991/11/15)

 

1991年3月撮影、同11月に27歳で出版された若さ溢れる作品

カラー撮影したものをモノクロで出版

翌年も撮影に出向かれたそうで

その時のものも含め、カラー作品を見たいものです。

 

 

 

崩れゆく記憶―端島炭鉱閉山18年目の記録

 

RIMG0205

 

柿田 清英(著)

159ページ25.8 x 18.2 x 1.6 cm

葦書房 (1993/10/25)

 

台風接近前に端島に渡り、泊まり込みで撮影された写真や

日給社宅までもが完全に波に覆い隠されるショットは圧巻

撮影ポイントは高島二子でしょうか?

精力的に端島に足を運び撮影を続けた

高島生まれ、高島育ち、元炭鉱マンの視点は

ほかの写真集とは、一線を画す作品に仕上がっています。

 

 

 

軍艦島 海上産業都市に住む

 

RIMG0207

 

阿久井 喜孝 (著)   伊藤 千行 (写真)

93ページ 25.4 x 18.2 x 1.2 cm

岩波書店 (1995/02/24)

 

伊藤氏は、坑内工作課で第二竪坑櫓捲座の仕事をされていた方

趣味の域を通り越した、昭和30年代前半から43年までの作品

軍艦島実測調査資料集の阿久井氏が

実測調査の経緯と、住居空間の解説をしている。

炭鉱マンならではの、操業当時の端島坑と

活き活きとした島の生活描写が素晴らしい。