NO MAN’S LAND 軍艦島
小林 伸一郎(著)
146ページ28.4 x 22.6 x 1.8 cm
講談社 (2004/01/27)
全ページカラーの美しい写真集です。
あとがきに「とうとう、やって来た」島との再会に・・・
2003年12月10日とある。
以前撮影したものも入っているのかも?
廃墟というものが念頭にあるような気がするし
作為的な演出もところどころ感じられ残念。
元島民としては、神経を逆撫でされるかな。
軍艦島の遺産―風化する近代日本の象徴 長崎新聞新書
後藤 惠之輔 坂本 道徳 (著)
222ページ 17.2 x 10.6 x 1.4 cm
長崎新聞社 (2005/04/12)
第3章と終章を坂本道徳(「軍艦島を世界遺産にする会」の理事長)氏が
元島民の立場ならではの文章を書かれている。
他の章は後藤惠之輔氏が歴史・社会学等学術的な面で文章を書いたもの
なぜ世界産業遺産なのか?
元島民が当時の生活を振り返り綴った最初の本ではないでしょうか。
1972 青春 軍艦島
大𣘺 弘 (著)
134ページ 21.2 x 15.2 x 1.8 cm
新宿書房 (2006/06)
著者が27歳の時、1972~73年の半年間
三菱の下請け会社で働いた、閉山1年前の島の記録
文章は僅かで、その多くは写真で構成されている。
世に出ている書籍の多くが、島外からの写真家と
三菱の正規雇用社員か子弟によるもの
下請け会社のアルバイト生活が覗えておもしろい。
当時下請け飯場になっていたらしい30号棟1階の生活
10年近い時間差があるものの
私達家族と同じ部屋かな?お隣かな?と
興味を掻き立てられ、非常に親近感が湧く。
1度お話を伺いたいものです。
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