記憶の「軍艦島」

 

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綾井 健(著)

83ページ  23.4 x 21 x 1.4 cm

リーブル出版 (2006/09/11)

 

1980年夏、さる建築の学術調査に便乗しての上陸とある。

閉山から6年、荒廃し始めているとはいえ

まだまだ多くの建造物が原型を留めている写真は貴重。

世界遺産認定には反対の立場のようだ。

地獄門だの死者の島だのネガティブな方に強く目を向けている。

確かに、戦前の納屋制度や、戦中の強制労働を忘れてはならない。

負の遺産も含んだ産業遺産だと思う。

林えいだい「死者への手紙」を読んでみなければいけないと思った。

 

 

 

軍艦島 住み方の記憶

 

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軍艦島を世界遺産にする会 (著) 坂本道徳 (著) 小島隆行 (監修, 監修)

79ページ 29.6 x 21.0 x 0.5 cm

NPO軍艦島を世界遺産にする会 (2008/11/4)

 

現在のものと、操業当時の写真と並べられ

坂本氏の解説と思い出が添えられており

その世界にぐいぐい引き込まれるような本です。

ただ、内容量に対しての金額設定がねぇ・・・

 

 

 

軍艦島 全景

 

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オープロジェクト (著)

160ページ  22.4 x 18.2 x 1.6 cm

三才ブックス (2008/12/10)

 

全ページカラー

住宅棟を築年順に掲載した軍艦島建物図鑑といっていいでしょう。

解説と共に、小さな全島マップに赤でマークされ

非常にわかりやすい。

他に軍艦島名所、鉱業所施設や

これまであまり紹介されていない人道トンネル、

住宅等地下も掲載されています。

写真の点数、観やすさから最高の軍艦島本でしょう。

願わくは大きなサイズで、再出版して欲しいですね。