端島(軍艦島)と同時に世界遺産に指定された高島の北渓井坑
もし、物好きな観光客が訪れたとしたら
「古井戸? これだけ? なぁ~んじゃこりゃ!」と言われること間違いなし。
いささか自虐的過ぎるかもですが
おそらく、島民&元島民が持っている率直な気持ちです。
子供の頃から、日本で最初の西洋式立坑だと聞かされてはいましたが
このボロ小屋の中の四角い井戸が??? という印象しかありません。
長崎港から高島に来る途中に見える小菅修船場跡や
ジャイアント・カンチレバークレーンのような大きな施設でも
端島のような圧倒的なインパクトを放つものでもありません。
歴史的背景や炭鉱そのものを知らないと
古写真だけでは絵空事としか捉えられないのかもしれません。
世界遺産指定を受けて、長崎市や高島町が今後どのように
見せて(魅せて)いこうかという動きは、今のところ感じられませんね。
佐賀の三重津海軍所遺跡見学補助のためヘッドマウントディスプレイ(VRスコープ)のような
CGを駆使してバーチャル体験ができるくらいのことはしても良いんじゃないのかな?
バーチャルな世界でも、この写真の中に入っていけると想像したら
ワクワクしませんか?
コメント